訪れた耕し手候補者 アクセスカウンター

【農業は、結果すべて自分の責任】

 

   黒沼 清寿さん(アスパラガス農家

 

【農業への道 やるなら今!】

 前の農業経営者から9棟のハウスを引継いで平成27年1月1日に新規就農者として、アスパラガス作りを始めた黒沼さんは東京農業大学出身。父親は造園業、母親は家庭菜園をやっていたので、自然に「作物を育てるのはいいな」と漠然と思っていたと言います。これからはバイオテクノロジーだ!それなら農大で!と勉強し、農大を卒業したものの、当時は就職氷河期で非農家出身者が農業するのは困難なことでした。やむなく教職免許を活かして学習塾に就職。ここでは教室運営の担当でしたが、自分のキャリアの先が見え、一生やる仕事ではないと感じ、「やりたかった農業をやりたい。やるなら今!」と転職。2年間県立農業大学校養成科野菜コースで学び、農業の道にたどりつきました。

 県内どこでも、何でも作る気でいた黒沼さん。大学校から大木町でアスパラ農家を引き継いでくれる人を捜していると紹介され、そこで10カ月の現地研修を受け、“運良く”始めることができました。

 

【心底「楽しい」の一言です】

 毎日自分でプランニングして、やったらやった分だけ返ってくる。すべて“結果は自分の責任”でできるやりがいがあると話します。

「難しいところは1年に1回しかチャンスがないこと。このチャンスをいかに失敗しないでまわしていくか、そこですね」

 なにしろ、福岡県農業大学校の時は「マルチ」もわからなかった黒沼さん。周りは、握った感覚で土に含まれる水分がわかるほどのプロたち。そこで「だれにでもできるような効率的でミスのないシステムを構築していきたい」と、目下テンションメータを使った土壌管理をしている。。

 

【将来の目標】

 アスパラだけでなく多品目にしていきたいし、農大卒業生を雇っていずれ法人化したい。若い人たちが新たに参入できる窓口を作りたいと夢は広がっています。

「でも、安易には勧めません。安易な気持ちでやると大変。それなりに覚悟が必要だし、プランを立てて計画的にやることも大切です」と結んでくれました。